behappytomorrow

児童養護施設で育った海外在住ゲイのブログ

学校生活

今日は学校生活の話をします。

 

小学校から高校まで公立の学校に通っていました。

 

私が生活していた施設にはいろんな子供がいましたが、とくに特に私はおとなしく目立たない子供でした。口下手で友達も少なかったです。(今もそのままですが。。。)

 

小学校ではあまり意識することはありませんでしたが、中高と思春期になるにつれ親と離れて児童養護施設で暮らしていること、それからゲイであることを人に知られるのが怖くなりました。周りからどう思われるのか予測できず変な目で見られるかもしれないという恐怖感がありました。

 

スポーツ少年ではなかったし、長いまつげやおっとりした話し方のせいで女の子っぽいとか中性的だと言われる(思われる)こともあり、できるだけ目立たないように言動に気を付けていました。

 

表面的な付きあいの友達はできますが、家族や恋愛の話をしたくないので友達と深い関係になることはできませんでした。

 

周りを見てもみんな一般家庭で育って普通に親がいる。自分以外にゲイの知り合いもおらず、どうして自分がこんな境遇で生きなきゃならないんだろう?と思っていました。

 

どういう経緯だったか覚えていませんが、高校生の時に現代文の授業で担当の女の先生が生徒を順に指名して一人ずつ家族構成を聞いて回りました。ほとんどが両親+自分+兄弟姉妹という回答で終えていく中、私の友達の番になりました。彼は母子家庭で両親が離婚し母親と兄と三人で生活していました。正直に答えていましたが、わざわざこんなプライベートなことをクラスメート全員の前で言わせていた教師にはらわたが煮えくり返りました。

 

なんだこのババァは?何でこんなこと聞いてんだよ?授業と関係ねーだろ。

 

幸い私の番は来なかったものの、もし回ってきていたらどう答えればよかったのか?「両親はいません。母親は死にました。兄と一緒に児童養護施設で暮らしています。」といえばよかったのかと思うとめちゃくちゃ悲しかったです・・・。

 

そして、大学に入って初めてゲイの友達ができました。高校時代の同級生です。彼と出会ってお互いのことを知った時に一気に世界が明るくなりました。彼と数カ月付き合ったのですが残念ながら数カ月でこちらから一方的に別れてしまいます。

 

大学は男子より女子のほうが圧倒的に多く、高校までとは違う自由な雰囲気でしたがそれでも周囲にゲイであることや児童養護施設で生活してきたことは言えませんでした。人からジャッジされるのがただ怖かったです。

 

大学時代後半に数人の友達にカミングアウトしました。

①ゲイであること

②親がおらず児童養護施設で暮らしてきたこと 

上記を伝えると、ほとんどの人が同情的な言葉をかけてくれます。ネガティブな反応はなくだいたい予想以上でも以下でもない反応が返ってきます。

 

なんだかまとまりがないですが、今日はここまで。