behappytomorrow

児童養護施設で育った海外在住ゲイのブログ

母の死と心に空いた穴

中学二年生になってある日のこと、HRの時間に担任の先生からすぐに帰るように言われ、施設の職員から母が危篤状態であることを知らされました。

 

すぐに病院に駆けつけましたがすでに母には意識がなくそのままその日に脳死ということでチューブが外されました。母が病気がちなのはわかっていましたが、こんなことになるとはまったく予想していなかったのでどうしてよいかわからずにいたところ、病院に一緒に来てくれた施設の先生に手を握ってやれと言われ、母の手を握った瞬間涙が出てきて止まりませんでした。

 

時が経ち今はぽっかり感はなくなりましたが、13歳の時に母が亡くなった後心に穴が開いてしまいその感覚が数年消えませんでした。ふとした時に何とも言えない虚しさと孤独感に襲われるのです。

 

母の姉にあたる叔母がいましたが、13歳にして親という存在が存在がなくなってしまいました。一緒に助け合って育った兄の存在がなければさらにつらい孤独な人生を送っていたかもしれません。