behappytomorrow

児童養護施設で育った海外在住ゲイのブログ

児童養護施設の子どもたち

こんにちは。今日は児童養護施設で一緒に生活していた子供たちの話をします。

 

私が育った施設は大規模施設で100人以上の子供たちが共同生活を送っていました。

 

小さい時から入所している同学年の子たちとは日々の生活や四季の行事を通して仲良かったと思います。

 

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大雑把にどういう子供たちが多かったかというと、そうですね,想像通りかもしれませんが”荒れている”や”病んでいる”子が多い気がします。

 

1. ヤンキー

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施設の職員や学校の先生の手を焼く荒くれ者です。90年代はまだまだヤンキー崇拝真っ盛りの時代だったので、改造した制服を着る、髪を染める、タバコを吸う、学校でほかの生徒や先生に暴力をふるう、こんなのが当たり前の子が各学年に数人いました。もちろん勉強なんてしないし将来について考えている子はほぼいないですね。

 

2. 病んでいるタイプ

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荒くれ者ほど自分を強く出すことができず、自分の中のもやもやしたエネルギーがおかしな方向に向かってしまっている子たちです。ヤンキーぶったりする一面もありますが、リーダー的素質にかけ、変なやつというふうに見られていじめの対象になることもあります。コミュニケーション能力が低めなので自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こしたり施設の職員に絡んだり対応に注意が必要なタイプです。

 

3. 一般家庭の子たちとなじむタイプ

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コミュニケーション能力が高く、施設の子たちだけでなく学校の一般生徒にも友達が多いタイプ。このカテゴリーの子たちはほぼ何かしらの部活に入ってほかの生徒たちとうまくやっています。家庭の事情で親元を離れて児童養護施設で生活しているという環境上、心に何かしらの闇を抱えている子が少なくないので、このカテゴリーに収まる子どもたちの割合は少ないと思います。

 

はい、では私はどのタイプだったか?上のどれでもありませんでした。あえてカテゴリーを作るとすれば 4. 現実逃避型優等生タイプ でしょうかね。自分で優等生って表現するのもどうかと思いますが、ようは問題を起こさず言われたことはきちっとして勉強もしっかりしていたほうでした。 

 

思春期になるととにかく窮屈な施設での生活が嫌でした。一般家庭の子供たちとは異なるということを感じさせられることが多く、こんなところ早く出たい、卒園生(18歳になって退所した子たちをこう呼んでました)のような中高まで何も考えず好き勝手に生きてそのあとパッとしない人生を歩みたくないと思いながら生きていました。(めちゃくちゃ失礼な言い方ですが、ヤンキーの子たちを見ながら実際にこう思ってました。)

 

いろんなタイプがいましたが総合的見ると仲が悪いということはありませんでした。やはりお互い何かしらの事情で児童養護施設で生活しているという共通点があるので繋がっている部分がありました。

 

では今日はここまで。